ごあいさつ
私共、感謝の心をつなぐ青年フォーラム実行委員会は、「慰霊の心・靖國の心を次世代につないでいくことは青年世代の使命だ」との思いを胸に、毎年8月15日、靖國神社境内にて「靖國の心を未来へ! 感謝の心をつなぐ青年フォーラム」を開催させて頂いております。
終戦80年を迎える本年、英霊への感謝の心を形にし、その思いを次世代へと繋いでいく機会をつくれればと考え、この企画展を開催させて頂く運びとなりました。
大東亜戦争終戦から80年が経過し、これまで戦争の語り部となってきた戦争体験者や遺族の多くが鬼籍に入られ、直接お話を聞くことが難しくなりつつあります。
そうした中、これまで諸先輩方の努力によって積み上げられてきた史料・証言を丹念に紐解き、語り継ぐべき歴史を掘り起こしていくことこそ、私たち青年世代に課せられた使命だと感じています。
昭和20年3月末に幕を開けた沖縄戦では、県内在校中の10代の学徒が、戦火となった郷土を守るために、身を尽くしました。また、全国各地から沖縄を守るために馳せ参じた軍人・軍属は数知れず、さらに10代・20代の若き特攻隊員が、沖縄防衛のために散華されています。
本企画展は、沖縄戦で散華された学徒隊、特攻隊に焦点を絞り、具体的なエピソードや言葉を紹介することを通じて、英霊が身を以て示した「至純の心」に迫っていきます。
なお、パネル中の文章は敬称略、階級は戦歿時のものとしています。
是非、じっくりと御覧頂ければ幸いです。